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消化器科

胃や腸など消化器にまつわるお悩みついても広くご相談いただけます

消化器系疾患は近年では特に若年層にも大きな広がりをみせており、要因も複雑多岐に渡ります。当院では上部内視鏡(胃カメラ)を用いた精緻な診断をお受けいただけるだけでなく、がんの予防・早期発見を目的とした各種検診等についても広く取り扱っております。胃や大腸、食道の不調などにお悩みの場合には、早期に一度ご相談ください。

代表的な症状や疾患について

胃もたれ・胸やけ・吐き気・胃痛・胃酸の逆流・食欲不振・急な体重減少・膨満感・腹痛・下痢・便秘・血便・ポリープ・胃がん・大腸がん など

胸やけ

 みぞおちから胸骨の下あたりにかけてやけるような痛みや絞めつけられるような不快感を生じるのが特徴的です。げっぷを伴う胸やけや、胸全体に強い痛みを感じたり、不快感で眠れないなどといったお悩みをお抱えの場合には早期の受診をおすすめします。

胃がん

 胃の内側を覆う粘膜細胞が何らかの原因によってがん化(悪性腫瘍)し、がん細胞が増殖を繰り返すことで進行する病気です。腹痛や吐き気、食欲低下や嘔吐などといった症状が特徴的ではありますが、初期の段階ほど自覚症状に乏しく、早期に異変に気づくためには内視鏡を用いた定期的な検査確認の機会を設けることが重要となります。がんは進行するほどに他臓器にも影響が広がる危険性が高い病気であるため(転移)、早期発見・早期治療が何よりも求められます。

大腸がん

 大腸(結腸・直腸)に発生するがんであり、腺腫と呼ばれる良性のポリープががん化することで起きるものと、正常な粘膜から直接発生するものの2種があります。大腸がんは日本人が最もなりやすいがんであり、罹患率は年々増加の一途を辿っています。高齢化に加え、食生活の欧米化による影響が要因のひとつとして挙げられます。

逆流性食道炎の患者さんが急増しています

 食事の欧米化に伴い、年齢問わず胃もたれや胃酸の逆流といった症状にお悩みの患者さんたちが増えています。呑酸(どんさん)と呼ばれる症状が特徴的で、口の中に独特の酸っぱさや苦みを感じるようになります。原因はさまざま考えられていますが、体質的な問題(肥満や内臓脂肪が多いなど)や年齢的な問題(加齢)に加え、普段の食習慣(肉中心の脂っこい食事・刺激物や甘いものの過剰摂取・過食など)が深く関与していることが分かっています。

胃食道逆流症/逆流性食道炎

 胃酸は胃の中で食べ物を溶かすほどの強力な酸性です。一方で酸に対する防御機能のない食道部は、胃酸の逆流が繰り返し起きることによって内部がただれて炎症が起きるようになってしまいます。慢性化すると潰瘍から食道がんへと移行する危険性も高まるため、重症と判断された場合には治療が必要となります。

当院では内視鏡検査をはじめ、各種検診も広く取り扱っております

消化器系疾患はさまざまな可能性が考えられますが、中でも胃がんや大腸がんの早期発見は最優先課題となります。大腸の疾患は合併症も多くみられるため、さらに専門性の高い分析を加える必要があります。当院では異常の早期発見を叶えるため、各種検診も広く取り扱っております。詳しくは医師やスタッフまでお問いあわせください。

上部内視鏡検査(胃カメラ検査)

胃内部に高性能カメラを挿入し、内部の状態を詳しく観察します。最大の目的は悪性腫瘍の早期発見であり、疑わしい病変が見つかった場合にはその部分の組織片を採取し、病理検査にて良性か悪性かをさらに詳細に鑑別いたします。

ピロリ菌検査

 胃がんの発症原因のひとつに挙げられるのがピロリ菌(正式名:ヘリコバクターピロリ)です。ピロリ菌は強力な酸で保護された胃内部においても棲みつくことができる細菌であり、胃粘膜に炎症などのトラブルを引き起こしやすい菌です。ピロリ菌の有無を確認するには呼気検査が必要となります。専用のキットに息を吐き出すだけの簡単な検査ですので、当院では胃カメラ検査の際にピロリ菌検査もあわせて行うことをおすすめしています。

便検査(検便)

 便を採取し、中に含まれた血液の有無を調べます。大腸内にがんやポリープがあると、便と腸内がこすれやすくなるため出血が起こりやすくなります。眼に見えない程度の微量な出血も検知できるため、大腸がんの早期発見に役立つとされています。食事制限も必要ない簡単な検査です。

さらに専門性の高い検査や高度な治療が必要となった場合には、近隣の高次医療機関と密に連携し、患者さんを力強くサポートいたします

診断の結果、さらに専門性の高い治療や検査が必要と判断された場合には、当院では近隣の高次医療機関と密に連携し、迅速な治療実現に努めております。

提携医療機関(一例)
  • 東松山医師会病院
  • 埼玉医科大学病院
  • 埼玉医科大学総合医療センター
  • 埼玉医科大学国際医療センター など

胃腸のトラブルは生活習慣の乱れと深く関わっているから―
ご自身の毎日の生活を見直す良い機会として捉えて

胃腸のトラブルは多くの場合、生活習慣の乱れから生じています。毎日の規則正しい生活を心がけ、バランスの取れた健康的な食事内容を意識することは症状の改善や予防において大切な一歩となります。また、ストレスとの上手な付きあい方も症状の軽減には有効とされています。胃腸のトラブルは昨今、若い世代の方々にも多くみられるようになりました。胃もたれや胃痛などは不快感が強く、進行するほどに心身ともに大きなダメージを受けるようになります。次第に学校や仕事などの社会生活にも支障が現れやすくなるため、異常を感じられたら早期の治療が必要となります。また、がんなどの重大な疾患が隠れている可能性も十分に考えられるため、年に一回の健康診断の機会などを有効に活用しながら、ご自身の健康状態についてあらためて見直す機会を大切にしていただけたらと思います。当院では胃腸のトラブルに関する詳しいパンフレットなどもご用意いたしております。お気軽にご相談ください。

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